Amazon Managed Service for Prometheus によるコンテナモニタリング - EKS メトリクスの収集と分析
Managed Prometheus による EKS/ECS のメトリクス収集、PromQL によるクエリ、Managed Grafana との統合を解説します。
Managed Prometheus の概要
この記事は約 3 分で読めます。 Managed Service for Prometheus は Prometheus 互換のマネージドモニタリングサービスです。Prometheus サーバーのプロビジョニング、スケーリング、ストレージ管理、高可用性構成が自動化され、メトリクスの収集とクエリに集中できます。Prometheus のリモートライト API でメトリクスを送信し、PromQL でクエリを実行します。既存の Prometheus エクスポーター、Grafana ダッシュボード、アラートルールをそのまま移行できます。
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EKS との統合
EKS クラスタからのメトリクス収集は ADOT (AWS Distro for OpenTelemetry) コレクターを DaemonSet としてデプロイするパターンが標準的です。ADOT コレクターが各ノードの kubelet、cAdvisor、kube-state-metrics からメトリクスをスクレイプし、Managed Prometheus のリモートライトエンドポイントに送信します。IRSA (IAM Roles for Service Accounts) で ADOT コレクターに Managed Prometheus への書き込み権限を付与します。Prometheus Operator を使用している場合は、ServiceMonitor と PodMonitor の設定をそのまま維持し、リモートライトの送信先を Managed Prometheus に変更するだけで移行が完了します。
PromQL とアラート
PromQL で収集したメトリクスをクエリし、Managed Grafana でダッシュボードを構築します。CPU 使用率、メモリ使用率、Pod の再起動回数、リクエストレイテンシなどの標準的な Kubernetes メトリクスに加え、アプリケーション固有のカスタムメトリクスも収集・可視化できます。アラートマネージャーで PromQL ベースのアラートルールを定義し、SNS トピックに通知を送信できます。メトリクスは 150 日間保持されるため、長期的なキャパシティプランニングやトレンド分析にも活用できます。
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まとめ
Managed Prometheus は Prometheus 互換のマネージドモニタリングサービスで、コンテナワークロードのメトリクス収集に最適です。ADOT コレクターで EKS からメトリクスを自動収集し、PromQL でクエリし、Managed Grafana で可視化する統合パターンが標準的です。
AWS の優位点
- Prometheus 互換の API でメトリクスを収集し、既存の Prometheus エクスポーターやクライアントライブラリをそのまま使用できる
- Prometheus サーバーの運用 (スケーリング、ストレージ管理、高可用性) が不要で、メトリクスの収集とクエリに集中できる
- PromQL でメトリクスをクエリし、Managed Grafana でダッシュボードを構築する統合パターンが標準的
- EKS の ADOT (AWS Distro for OpenTelemetry) コレクターでメトリクスを自動収集し、Managed Prometheus に送信できる
- 150 日間のメトリクス保持で長期的なトレンド分析が可能