Elastic IP Address
EC2 インスタンスに関連付ける静的パブリック IPv4 アドレス
何ができるか
Elastic IP Address は、AWS アカウントに割り当てられる静的なパブリック IPv4 アドレスです。EC2 インスタンスを停止・起動してもアドレスが変わらないため、DNS レコードやファイアウォールの許可リストを変更する必要がありません。インスタンス間でアドレスを付け替えることも可能です。
どのような場面で使うか
固定 IP アドレスが必要な Web サーバーの運用、外部システムとの連携で IP アドレスをホワイトリストに登録する場合、障害時にスタンバイインスタンスへ IP を付け替えるフェイルオーバー構成などに利用されます。 この分野について体系的に学びたい方は、関連書籍 (Amazon) も参考になります。
身近な例え
携帯電話の番号ポータビリティに例えられます。機種変更 (インスタンスの入れ替え) をしても電話番号 (IP アドレス) はそのまま使い続けられます。番号を変えずに別の端末に移せるため、連絡先を知らせ直す手間がありません。
Elastic IP とは
この記事は約 2 分で読めます。 Elastic IP Address (EIP) は、AWS アカウントに紐づく静的パブリック IPv4 アドレスです。通常、EC2 インスタンスを停止・起動するとパブリック IP アドレスが変わりますが、EIP を関連付けておけばアドレスが固定されます。DNS の A レコードを変更する必要がなくなり、安定した外部公開が可能です。
料金と注意点
2024 年 2 月以降、すべてのパブリック IPv4 アドレスに対して 1 時間あたり $0.005 の料金が発生します。EIP を割り当てたまま EC2 インスタンスに関連付けていない場合も課金されるため、不要な EIP は速やかに解放することが重要です。1 アカウントあたりリージョンごとに 5 個がデフォルトの上限ですが、申請により増やせます。
はじめかた
EC2 コンソールの「Elastic IP アドレス」から「Elastic IP アドレスの割り当て」をクリックします。割り当てられた EIP を選択し、「Elastic IP アドレスの関連付け」で EC2 インスタンスを指定します。フェイルオーバー時は「関連付けの解除」と「再関連付け」で別のインスタンスに付け替えられます。
Azure・オンプレミスとの比較
AWS の優位点
- インスタンス間で数秒で付け替え可能なため、手動フェイルオーバーを迅速に実行できる
- API や CLI から操作できるため、自動化スクリプトに組み込んで障害時の IP 切り替えを自動化可能
- VPC 内の任意の EC2 インスタンスや NAT Gateway に柔軟に関連付けられる
注意点
- 2024 年 2 月以降、使用中・未使用を問わずすべてのパブリック IPv4 アドレスに時間課金が発生する
- EIP を割り当てたまま関連付けないと無駄なコストが発生するため、不要な EIP は速やかに解放すること
- 固定 IP が不要な場合は、ELB や CloudFront を使った DNS ベースのルーティングを検討する
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