Amazon Elastic Transcoder
S3 上のメディアファイルを各種デバイス向けフォーマットに変換するサービス
何ができるか
Amazon Elastic Transcoder は、S3 に保存された動画や音声ファイルを、スマートフォン、タブレット、PC など各種デバイスで再生可能なフォーマットに変換するサービスです。エンコーディングサーバーの管理が不要で、変換した分数に応じた従量課金で利用できます。
どのような場面で使うか
動画配信サイトでアップロードされた動画を複数の解像度・フォーマットに変換する場合や、音声ファイルのフォーマット変換、サムネイル画像の自動生成などに利用されます。 この分野について体系的に学びたい方は、関連書籍 (Amazon) も参考になります。
身近な例え
翻訳サービスに例えられます。原稿 (元の動画) を渡すと、英語版、フランス語版、中国語版 (各デバイス向けフォーマット) に自動で翻訳してくれます。翻訳者 (エンコーディングサーバー) を雇う必要はなく、翻訳した分だけ料金を支払います。
Elastic Transcoder とは
この記事は約 2 分で読めます。 Amazon Elastic Transcoder は、クラウドベースのメディア変換サービスです。S3 バケットに保存された動画ファイルを入力として、指定したプリセット (出力設定) に従って変換し、結果を別の S3 バケットに出力します。H.264、WebM、HLS などの主要なフォーマットに対応しています。
パイプラインとプリセット
Elastic Transcoder ではパイプラインとプリセットという 2 つの概念を使います。パイプラインは入力バケットと出力バケットを定義する処理の流れです。プリセットはコーデック、解像度、ビットレートなどの出力設定のテンプレートです。AWS が用意したシステムプリセットを使えば、主要なデバイス向けの設定を一から作る必要がありません。
はじめかた
Elastic Transcoder コンソールでパイプラインを作成し、入力・出力の S3 バケットを指定します。ジョブを作成して入力ファイルとプリセットを選択すると、変換が開始されます。SNS 通知を設定すれば、変換完了時に通知を受け取れます。なお、新規プロジェクトでは後継サービスの AWS Elemental MediaConvert の利用が推奨されています。
Azure・オンプレミスとの比較
AWS の優位点
- エンコーディングサーバーの管理が不要で、変換した分数に応じた従量課金のみ
- S3 との統合により、アップロードから変換、配信までのパイプラインをシームレスに構築可能
- システムプリセットで主要デバイス向けの設定が事前に用意されている
注意点
- 新規プロジェクトでは後継サービスの AWS Elemental MediaConvert の利用が推奨されている
- 変換時間 (分数) に応じた従量課金で、SD と HD で単価が異なる
さらに詳しく知りたい方は、関連書籍 (Amazon) で理解を深められます。