AWS Ground Station
衛星通信のための地上局をサービスとして提供するマネージドサービス
何ができるか
AWS Ground Station は、人工衛星との通信に必要な地上局インフラをマネージドサービスとして提供します。世界各地の AWS 地上局アンテナを使って衛星データのダウンリンク (受信) とアップリンク (送信) を行い、受信データを EC2 インスタンスで直接処理できます。
どのような場面で使うか
地球観測衛星からの画像データの受信と処理、気象衛星データの取得、衛星通信のコマンド送信、宇宙状況認識 (SSA) データの収集に利用されます。 この分野について体系的に学びたい方は、関連書籍 (Amazon) も参考になります。
身近な例え
レンタル衛星アンテナに例えられます。自前で巨大なパラボラアンテナ (地上局) を建設・維持する代わりに、世界各地のアンテナを必要な時間だけ借りて衛星と通信します。
Ground Station とは
この記事は約 2 分で読めます。 AWS Ground Station は、衛星通信の地上局インフラをクラウドサービスとして提供します。従来、衛星データを受信するには数百万ドルの地上局を建設する必要がありましたが、Ground Station を使えば分単位の従量課金で衛星と通信できます。受信データは AWS リージョンの VPC に直接配信されます。
コンタクトとデータ処理
衛星との通信セッションをコンタクトと呼びます。衛星の軌道に基づいて利用可能な時間帯が表示され、コンタクトを予約します。受信データは EC2 インスタンスにストリーミングされ、S3 への保存や SageMaker での画像解析など、AWS サービスを使ったリアルタイム処理が可能です。
はじめかた
Ground Station コンソールで衛星のパラメータ (周波数、帯域幅など) を設定し、データ配信先の EC2 インスタンスを指定します。利用可能なコンタクト時間帯を確認して予約すると、指定時間に自動的に衛星との通信が開始されます。
Azure・オンプレミスとの比較
AWS の優位点
- 地上局の建設・維持が不要で、分単位の従量課金で衛星通信を利用可能
- 受信データが AWS リージョンの VPC に直接配信され、EC2、S3、SageMaker での即時処理が可能
- 世界各地の AWS 地上局を利用でき、衛星の可視時間を最大化できる
注意点
- コンタクト時間 (分単位) に応じた従量課金。衛星の軌道により利用可能な時間帯が限られる
- 衛星の運用ライセンスや周波数の利用許可は利用者側で取得する必要がある
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