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AWS IAM Identity Center

複数の AWS アカウントと SaaS アプリケーションへのシングルサインオンを提供するサービス

何ができるか

AWS IAM Identity Center (旧 AWS SSO) は、複数の AWS アカウントやビジネスアプリケーションへのシングルサインオン (SSO) を提供するサービスです。1 回のログインで複数のアカウントやアプリケーションにアクセスでき、ユーザーとアクセス権限を一元管理できます。

どのような場面で使うか

マルチアカウント環境での開発者のアクセス管理、SaaS アプリケーション (Salesforce、Microsoft 365 など) への SSO、外部 IdP (Okta、Azure AD) との連携、一時的な認証情報の発行に利用されます。 この分野について体系的に学びたい方は、関連書籍 (Amazon) も参考になります。

身近な例え

社員証 1 枚で全フロアに入れるオフィスビルに例えられます。各フロア (アカウント) ごとに別の鍵を持つ代わりに、社員証 (SSO) 1 つで許可されたフロアすべてにアクセスできます。

IAM Identity Center とは

この記事は約 2 分で読めます。 AWS IAM Identity Center は、AWS のマルチアカウント環境におけるアクセス管理の中核サービスです。ユーザーポータルから割り当てられた AWS アカウントやアプリケーションに SSO でアクセスできます。AWS CLI v2 との統合により、コマンドラインからも SSO 認証が利用可能です。

許可セットと ID ソース

許可セット (Permission Set) は、ユーザーに付与する IAM ポリシーのテンプレートです。許可セットをユーザーまたはグループに割り当て、対象のアカウントを指定します。ID ソースは Identity Center の内蔵ディレクトリ、Active Directory、外部 IdP (SAML 2.0) から選択できます。

はじめかた

IAM Identity Center コンソールで有効化し、ID ソースを選択します。ユーザーとグループを作成し、許可セットを定義して AWS アカウントに割り当てます。ユーザーはポータル URL からログインし、割り当てられたアカウントのマネジメントコンソールや CLI にアクセスできます。

Azure・オンプレミスとの比較

Azure の対応サービス Microsoft Entra ID (旧 Azure AD)
オンプレミスでの対応手段 Okta、OneLogin、Active Directory Federation Services

AWS の優位点

  • AWS Organizations と統合し、マルチアカウント環境のアクセス管理を一元化。IAM Identity Center 自体は無料
  • 許可セットで IAM ポリシーをテンプレート化し、複数アカウントへの一括適用が可能
  • AWS CLI v2 との統合で、コマンドラインからも SSO 認証を利用でき、長期的な IAM アクセスキーが不要

注意点

  • IAM Identity Center は AWS Organizations の有効化が前提。単一アカウントでは利用できない
  • IAM Identity Center 自体は無料。外部 IdP との連携にはその IdP の料金が別途発生する場合がある

さらに詳しく知りたい方は、関連書籍 (Amazon) で理解を深められます。