AWS Backup Gateway でオンプレミス VMware VM を保護 - ハイブリッドバックアップ戦略
vSphere 環境にゲートウェイをデプロイし、オンプレミスの VMware VM を AWS Backup のバックアッププランで一元管理する。クロスリージョンコピーによる DR 対策も紹介します。
Backup Gateway の概要
Backup Gateway はオンプレミスの VMware 仮想マシンを AWS Backup で保護するゲートウェイサービスです。AWS Backup が EC2、RDS、EFS などの AWS リソースのバックアップを一元管理するのに対し、Backup Gateway はオンプレミスの VMware VM をその管理対象に追加します。
デプロイとバックアップ
Backup Gateway アプライアンスは OVA テンプレートとして vSphere にデプロイし、AWS アカウントにアクティベーションします。vCenter Server のハイパーバイザーを登録すると、管理下の VM が AWS Backup コンソールに表示されます。バックアッププランで VM のスケジュール (毎日 2:00 AM)、保持期間 (30 日)、クロスリージョンコピーを定義します。リストアは VM 全体を vSphere に復元するか、個別のファイルを取得できます。
バックアップポリシーと復元
Backup Gateway で取得した VM バックアップは AWS Backup のバックアッププランで管理します。日次バックアップを 30 日間保持し、月次バックアップを 1 年間保持するライフサイクルポリシーを設定できます。復元時は AWS Backup コンソールからリカバリポイントを選択し、オンプレミスの VMware 環境に VM を復元します。クロスリージョンコピーで DR 用のバックアップを別リージョンに保持し、リージョン障害時の復旧に備えます。バックアップの暗号化は AWS 管理キーまたはカスタマー管理キーで設定します。 Backup Gateway のデータ管理を理解するうえで関連書籍 (Amazon)が参考になります。
Backup Gateway の料金
Backup Gateway のバックアップストレージは 1 GB あたり月額約 0.05 ドルです。復元は 1 GB あたり約 0.02 ドルです。ゲートウェイ VM 自体はオンプレミスのリソースで動作し、AWS 側の追加料金は発生しません。バックアップの保持期間とライフサイクルポリシーを適切に設定し、不要なバックアップの長期保持を避けることでストレージコストを管理します。増分バックアップで変更ブロックのみを転送し、ストレージ使用量とネットワーク転送量を最小化します。
まとめ
Backup Gateway はオンプレミスの VMware 仮想マシンを AWS Backup で一元管理するサービスです。vSphere 環境にゲートウェイをデプロイし、バックアッププランで日次・月次のスケジュールとライフサイクルを定義します。クロスリージョンコピーで DR 用バックアップを確保し、クラウドとオンプレミスのデータ保護を統合的に管理できます。