AWS Certified Cloud Practitioner / 出題 12%

請求、料金、サポート

このドメインで学ぶこと

このドメインでは、AWS の従量課金モデル、コスト管理ツール (Cost Explorer、Budgets)、料金プランの選択肢 (オンデマンド、リザーブドインスタンス、Savings Plans、スポット)、そしてサポートプランの体系を学びます。出題比率は 12% と最小ですが、実務でも避けて通れない領域です。

重要ポイント

  • AWS の基本料金モデルは従量課金 - 使用した分だけ支払う
  • EC2 の購入オプション - オンデマンド、リザーブドインスタンス (RI、1 年または 3 年の契約でオンデマンド比 最大 72% 割引)、Savings Plans (1 時間あたりの支出額をコミットして割引)、スポット (最大 90% 割引で中断あり)
  • AWS Cost Explorer は過去のコスト傾向を可視化、AWS Budgets は予算超過のアラート、AWS Pricing Calculator は事前見積もり
  • Consolidated Billing - AWS Organizations で複数アカウントの請求を 1 つにまとめ、ボリューム割引を共有
  • Trusted Advisor - コスト最適化、性能、セキュリティ、フォルトトレランス、サービス制限、運用の優秀性といった観点でベストプラクティスをチェック
  • サポートプラン - 全アカウントに含まれる Basic Support と、有償の Business Support+ / Enterprise Support / Unified Operations という体系で、技術サポートの範囲と障害の重大度ごとの応答時間が異なる (2026 年 8 月時点)

用語と概念

EC2 の料金プラン (オンデマンド / RI / Savings Plans / スポット)

オンデマンドは時間課金で柔軟、リザーブドインスタンス (RI) は 1 年または 3 年の契約でオンデマンド比 最大 72% 割引 (インスタンスタイプを変更できる Convertible RI は最大 66%)、Savings Plans は 1 時間あたりの支出額をコミットする方式で RI より柔軟、スポットは余剰キャパシティを最大 90% 割引で使えるが中断の可能性があります。長期で使うなら RI / Savings Plans、停止可能なバッチならスポットが候補です (割引率は 2026 年 8 月時点)。

AWS Cost Explorer と AWS Budgets

Cost Explorer は過去のコストと使用量をグラフで可視化し、サービス別・タグ別に分析できます。Budgets は月次の予算を設定し、超過しそうな時にメールや SNS で通知します。Cost Explorer は「振り返り」、Budgets は「未然防止」と用途が異なります。

Consolidated Billing と Organizations

AWS Organizations の Consolidated Billing 機能を使うと、複数の AWS アカウントの請求を 1 つにまとめられます。S3 などのボリューム割引を全アカウント合算で適用できるため、組織全体でコスト効率が上がります。

AWS サポートプラン

Basic Support はすべての AWS アカウントに含まれ、請求やアカウントに関する問い合わせ、AWS Health のイベント通知、Trusted Advisor の中核チェックが使えますが、技術的な問い合わせはできません。有償プランは Business Support+、Enterprise Support、Unified Operations の 3 段階です。Business Support+ は 24 時間 365 日の技術サポートが付き、本番システム停止時は 1 時間以内、ビジネスクリティカルなシステムの停止時は 30 分以内に応答します。Enterprise Support は専任の TAM (テクニカルアカウントマネージャー) が付き、ビジネスクリティカルなシステムの停止時は 15 分以内。Unified Operations はさらに専任のドメインスペシャリストとインシデント管理エンジニアが加わり、最も重大なケースには 5 分以内に応答します。このように応答時間は障害の重大度ごとに定められており、本番環境を持つなら Business Support+ 以上が一般的です (プラン体系と応答時間は 2026 年 8 月時点)。

AWS Trusted Advisor

コスト最適化、性能、セキュリティ、フォルトトレランス、サービス制限に運用の優秀性を加えた観点で AWS 環境をチェックし、改善提案を出すサービスです。Basic Support では中核となるチェック項目のみが使え、Business Support+ 以上ですべてのチェックが使えます。Enterprise Support と Unified Operations では、優先度の高い推奨を専任担当者と絞り込む Trusted Advisor Priority も利用できます (2026 年 8 月時点)。

理解度チェック

学んだ内容を 5 問で確認しましょう