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AWS Cloud Map

区分
専門
提供開始
2018 年

アプリケーションリソースのサービスディスカバリを提供するサービス

何ができるか

AWS Cloud Map は、アプリケーションを構成するサービスやリソースの場所 (IP アドレス、URL など) を一元管理し、名前で検索できるようにするサービスディスカバリサービスです。マイクロサービスアーキテクチャにおいて、各サービスが互いの接続先を動的に発見できるようにします。DNS ベースと API ベースの 2 つのディスカバリ方式をサポートしています。

どのような場面で使うか

マイクロサービスアーキテクチャで、サービス間の通信先を動的に解決する場面で活用されています。たとえば、ECS や EKS 上のコンテナが増減した際に、接続先の情報を自動的に更新し、他のサービスが常に正しい接続先を取得できます。また、Lambda 関数やデータベースなど、コンテナ以外のリソースも含めた統合的なサービスレジストリとしても利用されます。

身近な例え

社内の電話帳に例えるとわかりやすいでしょう。大きな会社では社員が異動したり、新しい部署ができたりします。Cloud Map は常に最新の状態に保たれる電話帳で、「営業部の田中さん」と検索すれば、現在の内線番号 (IP アドレス) がすぐにわかります。社員が席を移動しても電話帳が自動更新されるため、古い番号にかけてしまう心配がありません。

Cloud Map とは

AWS Cloud Map は、クラウド上のアプリケーションリソースを名前で管理 / 検索するためのサービスディスカバリサービスです。マイクロサービスでは、多数の小さなサービスが互いに通信しますが、各サービスの接続先 (IP アドレスやポート番号) はスケーリングやデプロイのたびに変わります。Cloud Map はこれらの接続情報を一元管理し、サービス名で問い合わせるだけで最新の接続先を返します。

DNS ベースと API ベースのディスカバリ

Cloud Map は 2 つのディスカバリ方式を提供しています。DNS ベースのディスカバリでは、サービス名を DNS 名として登録し、標準的な DNS クエリで接続先を解決します。既存のアプリケーションを変更せずに導入できる利点があります。API ベースのディスカバリでは、AWS SDK を使って接続先を取得します。IP アドレスだけでなく、ポート番号やカスタム属性 (バージョン情報など) も取得できるため、より柔軟なルーティングが可能です。

ECS や EKS との連携

Cloud Map は Amazon ECS や Amazon EKS と統合されており、コンテナのデプロイ時に自動的にサービスインスタンスを登録 / 解除します。たとえば、ECS サービスのタスク数が 3 から 5 にスケールアウトすると、新しい 2 つのタスクの IP アドレスが Cloud Map に自動登録されます。タスクが停止すれば自動的に登録が解除されるため、手動でのメンテナンスは不要です。

はじめかた

Cloud Map を使い始めるには、まず名前空間 (Namespace) を作成します。名前空間は DNS ベースまたは API ベースを選択できます。次に、名前空間内にサービスを作成し、サービスインスタンス (実際のリソースの接続情報) を登録します。ECS を使っている場合は、サービス定義で Cloud Map の統合を有効にするだけで、タスクの登録 / 解除が自動化されます。

注意点

  • DNS ベースのディスカバリは DNS キャッシュの TTL に依存するため、接続先の変更が即座に反映されない場合がある。リアルタイム性が必要な場合は API ベースを検討すること
  • Cloud Map のヘルスチェック機能を有効にすると、異常なインスタンスを自動的にディスカバリ結果から除外できる
  • 名前空間の種類 (DNS パブリック、DNS プライベート、API のみ) は作成後に変更できないため、用途に合った種類を事前に選択すること

利用できるリージョン

AWS Cloud Map を利用できるリージョンは 37 か所です (2026-10-09 時点)。

アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ

北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)

南米:サンパウロ

欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ

AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ

中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン

アフリカ:ケープタウン

AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)

リージョン別のサービス一覧を見る

参考資料 (AWS 公式)

本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。

本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。

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