AWS Certified Cloud Practitioner / 出題 34%

クラウドテクノロジーとサービス

このドメインで学ぶこと

このドメインでは、コンピューティング (EC2、Lambda)、ストレージ (S3、EBS、EFS)、データベース (RDS、DynamoDB)、ネットワーク (VPC、Route 53)、運用 (CloudWatch、CloudTrail) など AWS の主要サービスを学びます。CLF-C02 で出題比率 34% を占める最大ドメインで、サービス名と用途の正しい対応関係を覚えることが合格の鍵です。

重要ポイント

  • コンピューティング - EC2 (仮想サーバー)、Lambda (サーバーレス関数)、ECS / EKS (コンテナ) の違い
  • ストレージ - S3 (オブジェクト)、EBS (EC2 用ブロック)、EFS (共有ファイル)、S3 Glacier (長期アーカイブ) の使い分け
  • スケーラブルな Web 構成 - ELB (複数インスタンスへの負荷分散) と Auto Scaling (需要に応じた台数の自動増減) の組み合わせ
  • アプリケーション統合 - SQS (メッセージキュー)、SNS (パブリッシュ / サブスクライブ通知)、API Gateway (REST / HTTP / WebSocket API の入口)、Kinesis Data Streams (リアルタイムストリーミング)
  • データベース - RDS (リレーショナル)、DynamoDB (NoSQL)、Aurora、ElastiCache (インメモリ)
  • ネットワーク - VPC は仮想ネットワーク、Route 53 は DNS、CloudFront は CDN、Direct Connect は専用線
  • 運用・監視 - CloudWatch (メトリクス・ログ)、CloudTrail (API 操作監査)、Config (構成変更追跡)
  • デプロイ自動化 - CloudFormation (IaC) や Elastic Beanstalk (PaaS)
  • 分析 - Athena (S3 への SQL クエリ)、Redshift (データウェアハウス)、QuickSight (BI)

用語と概念

Amazon EC2 と AWS Lambda

EC2 は仮想サーバーで、OS レベルから自由に設定でき長時間処理に向きます。Lambda はイベント駆動のサーバーレス関数で、コードだけ書けばインフラ管理が不要です。常時稼働なら EC2、断続的な処理なら Lambda が一般に向いています。

Amazon S3 と Amazon EBS

S3 は HTTP(S) の API 経由でアクセスするオブジェクトストレージで、画像・動画・バックアップに適し、99.999999999% (イレブンナイン) という極めて高い耐久性を持ちます。EBS は EC2 にアタッチして使うブロックストレージで、OS のディスクや DB のデータ領域のような低レイテンシなランダムアクセスに向きますが、原則として同時に使えるのは 1 つの EC2 インスタンスからです。S3 にはアクセス頻度に応じたストレージクラスがあり、めったに取り出さないデータは S3 Glacier 系のアーカイブクラスへ移すと保存コストを大きく下げられます。

Amazon RDS と Amazon DynamoDB

RDS は MySQL、PostgreSQL、Oracle 等のリレーショナルデータベース (RDB) のマネージドサービスで、トランザクションや複雑な結合に向きます。DynamoDB は NoSQL のキー・バリュー型で、ミリ秒レベルのレイテンシと無制限スケーリングが特徴です。

Amazon VPC と関連ネットワークサービス

VPC は AWS 内に作る仮想ネットワークで、サブネット、ルートテーブル、セキュリティグループで構成します。Route 53 は DNS、CloudFront は CDN、Direct Connect は AWS とオンプレを結ぶ専用線、VPN はインターネット経由の暗号化接続です。

CloudWatch と CloudTrail

両者は名前が似ていますが目的が異なります。CloudWatch はメトリクス、ログ、アラームを扱う「監視」サービスです。CloudTrail は誰がいつどの API を呼び出したかを記録する「監査」サービスです。

ELB と Auto Scaling

ELB (Elastic Load Balancing) はリクエストを複数の EC2 インスタンスへ振り分けるロードバランサーで、複数 AZ にまたがる分散で可用性を高めます。Auto Scaling は需要に応じてインスタンスの台数そのものを自動的に増減させる仕組みです。「ELB が捌き、Auto Scaling が台数を合わせる」という組み合わせが、スケーラブルで高可用な Web 構成の定番です。

SQS / SNS / API Gateway (アプリケーション統合)

SQS はメッセージを一時的に貯めるキューで、送信側と受信側を疎結合にし、処理の急増を吸収します。SNS はパブリッシュ / サブスクライブ型の通知サービスで、1 つのメッセージを複数の宛先 (メール、Lambda、SQS 等) へ同時配信します。API Gateway は REST API、HTTP API、WebSocket API の「入口」となるマネージドサービスで、認証やスロットリングを肩代わりします。

Amazon Kinesis (ストリーミングデータ)

Kinesis Data Streams は、ログ、クリックストリーム、IoT センサーデータのように絶え間なく発生するデータをリアルタイムに取り込むためのサービスです。取り込んだデータを S3 や OpenSearch へ届ける Amazon Data Firehose (旧 Kinesis Data Firehose)、ストリームをその場で集計・加工する Amazon Managed Service for Apache Flink (旧 Kinesis Data Analytics) と組み合わせて、収集から処理までを構成します。同じ「データを受け渡す」でも、SQS が個々のメッセージのキューイングに向くのに対し、Kinesis Data Streams は大量の連続データを順序付きで流し続ける用途に向きます。

理解度チェック

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