AWS Cloud9 のアイコン

AWS Cloud9 廃止予定2017 年〜

ブラウザだけでコードの記述・実行・デバッグができるクラウド IDE サービス

何ができるか

AWS Cloud9 は、ブラウザベースの統合開発環境 (IDE) をクラウド上で提供するサービスです。ローカルマシンにソフトウェアをインストールすることなく、ブラウザを開くだけでコードの記述、実行、デバッグが行えます。EC2 インスタンス上に開発環境が構築され、AWS CLI や SAM CLI、各種プログラミング言語のランタイムがプリインストールされています。ペアプログラミング機能により、複数の開発者がリアルタイムで同じコードを編集することも可能です。なお、Cloud9 は 2024 年 7 月 25 日に新規顧客向けの受付を終了しており、既存顧客のみ継続利用できます (2026 年 8 月時点)。

どのような場面で使うか

Lambda 関数のローカルテストとデプロイ、チーム開発でのペアプログラミングやコードレビュー、プログラミング教育やハンズオンワークショップの環境構築、AWS リソースの操作スクリプトの開発・実行、新しいプログラミング言語やフレームワークの学習環境としての利用など、クラウドベースの開発作業全般で活用されています。

身近な例え

共有ワークスペースに例えるとわかりやすいでしょう。自宅に作業部屋 (ローカル開発環境) を用意するには、机や工具 (ソフトウェア) を揃える必要があります。共有ワークスペース (Cloud9) なら、手ぶらで行っても必要な設備がすべて揃っており、仲間と同じ机で一緒に作業することもできます。

Cloud9 とは

AWS Cloud9 は、クラウド上で動作するブラウザベースの IDE です。2017 年に AWS が Cloud9 IDE を買収し、AWS サービスとして統合しました。開発環境は EC2 インスタンス上に構築され、コードエディタ、ターミナル、デバッガーがブラウザ内で動作します。インターネット接続さえあれば、どのデバイスからでも同じ開発環境にアクセスでき、環境構築の手間を大幅に削減できます。

AWS サービスとの統合

Cloud9 は AWS サービスとの統合が充実しています。AWS CLI、SAM CLI、CDK がプリインストールされており、Lambda 関数のローカルテストやデプロイを IDE 内から直接実行できます。IAM の一時認証情報が自動的に設定されるため、AWS リソースへのアクセスに追加の認証設定が不要です。また、CodeCommit や GitHub との連携により、バージョン管理もシームレスに行えます。

コラボレーションとコスト管理

Cloud9 のペアプログラミング機能では、複数の開発者が同時に同じ環境にアクセスし、リアルタイムでコードを共同編集できます。カーソル位置やファイルの変更が即座に共有されるため、リモートでのコードレビューやメンタリングに最適です。コスト面では、一定時間操作がないと EC2 インスタンスが自動的に停止する機能があり、使っていない時間の課金を抑えられます。Cloud9 自体の追加料金はなく、EC2 インスタンスの利用料のみで運用できます。

注意点

  • Cloud9 の開発環境は EC2 インスタンス上で動作するため、インスタンスタイプの選択がパフォーマンスとコストに直結する
  • Cloud9 は 2024 年 7 月 25 日に新規顧客向けの受付を終了した (既存顧客は継続利用可・2026 年 8 月時点)。公式の移行先としては、ローカル IDE 向けの AWS Toolkit や AWS CloudShell が案内されている

参考資料 (AWS 公式)

本ページの一次情報は AWS 公式サイトおよび公式ドキュメントです。最新の仕様 / 料金は次の公式ページで確認できます。

本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。

共有するXB!