Amazon EBS
- 区分
- 定番
- 提供開始
- 2008 年
EC2 インスタンスに接続して使うブロックストレージサービス
何ができるか
Amazon EBS (Elastic Block Store) は、EC2 インスタンス (仮想サーバー) に接続して使う高性能なストレージサービスです。パソコンに内蔵されているハードディスクや SSD のように、OS やアプリケーションのデータを保存するために使います。EC2 インスタンスを停止してもデータは保持され、必要に応じてサイズを拡張したり、別のインスタンスに付け替えたりできます。
どのような場面で使うか
EC2 インスタンスの OS やアプリケーションのインストール先、データベースのデータ保存先、ログファイルの保存、高い I/O 性能が求められるアプリケーションのストレージなど、EC2 と組み合わせてデータを永続的に保存する場面で利用されています。
身近な例え
パソコンの外付け SSD に例えるとわかりやすいでしょう。パソコン本体 (EC2) の電源を切っても外付け SSD (EBS) のデータは消えません。容量が足りなくなったら大きな SSD に交換でき、別のパソコンに差し替えて使うこともできます。
EBS とは
Amazon Elastic Block Store (EBS) は、EC2 インスタンスに接続するブロックレベルのストレージサービスです。ブロックストレージとは、データを固定サイズのブロックに分割して管理する方式で、ファイルシステムやデータベースなど、高速なランダムアクセスが必要な用途に適しています。S3 がインターネット経由でアクセスするオブジェクトストレージであるのに対し、EBS は EC2 に直接接続するディスクとして動作します。
ボリュームタイプ
EBS には用途に応じた複数のボリュームタイプがあります。汎用 SSD (gp3) は、コストと性能のバランスが良く、ほとんどのワークロードに適しています。プロビジョンド IOPS SSD (io2) は、データベースなど高い I/O 性能が求められる用途向けです。スループット最適化 HDD (st1) は、ビッグデータ処理など大量のデータを順番に読み書きする用途に適しています。コールド HDD (sc1) は、アクセス頻度の低いデータの保存に最もコスト効率が良い選択肢です。
スナップショット
EBS にはスナップショット機能があり、ボリュームのバックアップを S3 に保存できます。スナップショットは増分バックアップ方式を採用しており、前回のスナップショットから変更されたブロックだけを保存するため、ストレージコストと作成時間を節約できます。スナップショットから新しいボリュームを作成すれば、データの復元や別リージョンへのコピーも簡単に行えます。
はじめかた
EBS は EC2 インスタンスを起動する際に自動的に作成されます。追加のボリュームが必要な場合は、EC2 コンソールの「ボリューム」セクションから「ボリュームの作成」をクリックし、タイプとサイズを指定して作成します。作成したボリュームを EC2 インスタンスにアタッチし、OS 上でフォーマットとマウントを行えば使用開始できます。
注意点
- EBS ボリュームは EC2 インスタンスを終了しても削除されない設定にできるが、不要なボリュームを放置すると課金が続くため注意すること
- ボリュームタイプの選択を誤ると性能不足やコスト超過の原因になるため、ワークロードに合ったタイプを選ぶこと
- 定期的にスナップショットを取得してバックアップを確保することを推奨する
利用できるリージョン
Amazon EBS を利用できるリージョンは 37 か所です (2026-10-09 時点)。
アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ
北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)
南米:サンパウロ
欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ
AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ
中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン
アフリカ:ケープタウン
AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)
参考資料 (AWS 公式)
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