Amazon EFS のアイコン

Amazon EFS

区分
定番
提供開始
2015 年

複数の EC2 インスタンスから同時にアクセスできる共有ファイルストレージ

何ができるか

Amazon EFS (Elastic File System) は、複数の EC2 インスタンスから同時に読み書きできるフルマネージドのファイルストレージサービスです。NFS (Network File System) プロトコルに対応しており、Linux の標準的なファイル操作でデータにアクセスできます。保存するデータ量に応じて自動的に容量が拡張 / 縮小されるため、事前の容量計画が不要です。

どのような場面で使うか

複数のサーバーで共有するコンテンツの保存、Web サーバー間で共有する設定ファイルやメディアファイルの管理、コンテナ環境での永続ストレージ、ビッグデータ分析のデータ共有、機械学習の学習データの共有など、複数のサーバーからデータを共有する場面で利用されています。

身近な例え

会社の共有フォルダーに例えるとわかりやすいでしょう。社内ネットワーク上の共有フォルダーは、どのパソコンからでもアクセスでき、誰かがファイルを追加すれば他の人もすぐに見られます。EFS も同じように、複数のサーバーから同じファイルにアクセスできる共有ストレージです。

EFS とは

Amazon Elastic File System (EFS) は、AWS が提供するフルマネージドの共有ファイルストレージです。EBS が 1 つの EC2 インスタンスに接続する専用ディスクであるのに対し、EFS は複数の EC2 インスタンスから同時にマウントして使える共有ディスクです。ファイルの追加や削除に応じてストレージ容量が自動的に増減するため、ディスク容量の管理が不要です。

主な特徴

EFS の大きな特徴は、ペタバイト規模まで自動的にスケールする弾力性です。ファイルを保存すればストレージが自動的に拡張され、削除すれば縮小されます。また、数千の EC2 インスタンスから同時にアクセスしても一貫した性能を提供します。ストレージクラスとして、頻繁にアクセスするデータ向けの Standard と、アクセス頻度の低いデータ向けの Infrequent Access (IA) が用意されており、ライフサイクル管理で自動的に移行できます。

EBS との違い

EBS と EFS はどちらも EC2 で使うストレージですが、用途が異なります。EBS は 1 つの EC2 インスタンスに専用で接続するブロックストレージで、OS のディスクやデータベースの保存先に適しています。EFS は複数のインスタンスから同時にアクセスできるファイルストレージで、共有データの保存に適しています。EBS は事前にサイズを指定する必要がありますが、EFS は自動的にサイズが変わります。

はじめかた

EFS を使い始めるには、EFS コンソールでファイルシステムを作成します。VPC とサブネットを選択し、マウントターゲットを作成すれば準備完了です。EC2 インスタンスから mount コマンドで EFS をマウントすれば、通常のディレクトリと同じようにファイルの読み書きができます。Amazon EFS マウントヘルパーを使えば、マウント設定をさらに簡単に行えます。

注意点

  • EFS は EBS と比べて GB あたりの料金が高いため、共有アクセスが不要な場合は EBS を選択する方がコスト効率が良い
  • Windows インスタンスからは直接マウントできないため、Windows 環境では FSx for Windows File Server を検討すること
  • Infrequent Access ストレージクラスを活用すると、アクセス頻度の低いファイルのコストを大幅に削減できる

利用できるリージョン

Amazon EFS を利用できるリージョンは 37 か所です (2026-10-09 時点)。

アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ

北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)

南米:サンパウロ

欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ

AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ

中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン

アフリカ:ケープタウン

AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)

リージョン別のサービス一覧を見る

参考資料 (AWS 公式)

本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。

本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。

共有する

このサービスに関する最新アップデート

このサービスのアップデートをすべて見る