Amazon SES
- 区分
- 人気
- 提供開始
- 2010 年
大規模なメール送受信を行うクラウドメールサービス
何ができるか
Amazon SES (Simple Email Service) は、トランザクションメール、マーケティングメール、通知メールを大規模に送受信するためのクラウドメールサービスです。高い配信到達率を維持するための送信レピュテーション管理、バウンス処理、苦情処理の機能を備えています。
どのような場面で使うか
ユーザー登録時の確認メール、パスワードリセット通知、注文確認メール、ニュースレター配信、アラート通知メールなど、アプリケーションからのメール送信全般に利用されます。
身近な例え
企業の郵便室に例えられます。大量の手紙 (メール) を効率的に発送し、届かなかった手紙 (バウンス) の管理や、受取拒否 (苦情) の処理も行います。
SES とは
Amazon SES は、1 通あたり $0.0001 という低コストで大量のメールを送信できるサービスです (2026 年 8 月時点)。SMTP インターフェースと API の両方に対応しており、既存のメール送信コードからの移行も容易です。受信メールの処理 (S3 への保存、Lambda での処理) にも対応しています。
送信レピュテーションと配信到達率
メールの配信到達率は送信レピュテーション (評判) に大きく依存します。SES はバウンス率と苦情率を監視し、レピュテーションダッシュボードで確認できます。専用 IP アドレスを使えば、他の送信者の影響を受けずに自分のレピュテーションを管理できます。DKIM、SPF、DMARC の設定で送信ドメインの認証を行い、なりすましを防止します。
はじめかた
SES コンソールでドメインまたはメールアドレスの検証を行います。サンドボックスモードでは検証済みアドレスにのみ送信可能です。本番利用にはサンドボックスの解除申請が必要です。AWS SDK の SendEmail API または SMTP インターフェースでメールを送信します。無料利用枠として EC2 からの送信は月間 62,000 通が無料です。
注意点
- 初期状態はサンドボックスモードで、検証済みアドレスにのみ送信可能。本番利用にはサンドボックス解除の申請が必要
- バウンス率 5% 以上または苦情率 0.1% 以上になると送信が制限される可能性がある
- EC2 からの送信は月間 62,000 通が無料。それ以外は 1,000 通あたり $0.10 (2026 年 8 月時点)
利用できるリージョン
Amazon SES を利用できるリージョンは 30 か所です (2026-10-09 時点)。
アジアパシフィック:東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、マレーシア
北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)
南米:サンパウロ
欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、アイルランド、ロンドン、パリ
AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ
中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン
アフリカ:ケープタウン
AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)
参考資料 (AWS 公式)
本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。
本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。