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AWS X-Ray

区分
専門
提供開始
2017 年

分散アプリケーションのリクエストをトレースし、パフォーマンスのボトルネックを特定するサービス

何ができるか

AWS X-Ray は、分散アプリケーションのリクエストをエンドツーエンドでトレースするサービスです。API Gateway、Lambda、ECS、EC2 などを経由するリクエストの流れを可視化し、レイテンシのボトルネックやエラーの発生箇所を特定します。サービスマップでアプリケーション全体のアーキテクチャと依存関係を視覚的に把握できます。

どのような場面で使うか

マイクロサービスアーキテクチャのパフォーマンス分析、Lambda 関数のコールドスタートやタイムアウトの調査、API のレイテンシ問題の原因特定、エラー率の高いサービスの特定に利用されます。

身近な例え

宅配便の追跡システムに例えられます。荷物 (リクエスト) が倉庫 (サービス) を経由するたびに追跡番号 (トレース ID) で記録され、どこで遅延が発生したか、どこで荷物が紛失 (エラー) したかを追跡できます。

X-Ray とは

AWS X-Ray は、分散トレーシングサービスです。アプリケーションに X-Ray SDK を組み込むか、Lambda や API Gateway の設定でトレースを有効化すると、リクエストごとにトレース ID が付与され、各サービスでの処理時間が記録されます。サービスマップでは、サービス間の呼び出し関係、平均レイテンシ、エラー率が一目で確認できます。

トレースとセグメント

X-Ray のトレースは、1 つのリクエストが通過するすべてのサービスの記録です。各サービスでの処理はセグメントとして記録され、外部 API 呼び出しや DB クエリはサブセグメントとして詳細に記録されます。トレースのタイムラインビューで、どのサービスのどの処理に時間がかかっているかを視覚的に特定できます。サンプリングルールでトレースの収集量を制御し、コストを管理します。

はじめかた

Lambda 関数の場合、関数の設定で「アクティブトレース」を有効にするだけで X-Ray トレースが開始されます。EC2 や ECS の場合は X-Ray デーモンをインストールし、アプリケーションに X-Ray SDK を組み込みます。CloudWatch コンソールの X-Ray トレースセクションでサービスマップとトレースを確認できます。

注意点

  • トレースの記録数とスキャン数に応じた従量課金。サンプリングルールで収集量を制御してコストを管理する
  • X-Ray は CloudWatch と統合されており、CloudWatch ServiceLens からサービスマップとトレースを確認可能

利用できるリージョン

AWS X-Ray を利用できるリージョンは 37 か所です (2026-10-09 時点)。

アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ

北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)

南米:サンパウロ

欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ

AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ

中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン

アフリカ:ケープタウン

AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)

リージョン別のサービス一覧を見る

参考資料 (AWS 公式)

本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。

本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。

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