AWS AppConfig
- 区分
- 専門
- 提供開始
- 2019 年
アプリケーションの設定を安全にデプロイ / 管理するサービス
何ができるか
AWS AppConfig は、アプリケーションの設定値やフィーチャーフラグを安全にデプロイ / 管理するサービスです。設定変更をアプリケーションの再デプロイなしにリアルタイムで反映でき、段階的なロールアウトやロールバック機能を備えています。設定のバリデーション (検証) 機能により、誤った設定がデプロイされるリスクを低減します。AWS Systems Manager の一機能として提供されています。
どのような場面で使うか
フィーチャーフラグによる新機能の段階的リリース、アプリケーションの動作パラメーター (タイムアウト値、リトライ回数など) の動的変更、環境ごとの設定管理 (開発 / ステージング / 本番)、メンテナンスモードの切り替えなどに活用されています。
身近な例え
テレビのリモコンに例えるとわかりやすいでしょう。テレビ本体 (アプリケーション) を分解して部品を交換しなくても、リモコン (AppConfig) で音量や明るさ (設定値) を自由に変更できます。さらに、設定を少しずつ変えて様子を見る (段階的ロールアウト) ことも、元に戻す (ロールバック) ことも簡単にできます。
AppConfig とは
AWS AppConfig は、アプリケーションの設定を安全に管理 / デプロイするサービスです。アプリケーションの動作を変更したいとき、通常はコードを修正して再デプロイする必要があります。AppConfig を使えば、設定値の変更だけでアプリケーションの動作を変更でき、再デプロイは不要です。設定変更に伴うリスクを最小化する仕組みが組み込まれています。
フィーチャーフラグ
AppConfig のフィーチャーフラグ機能を使うと、新機能の有効 / 無効をコードの変更なしに切り替えられます。たとえば、新しい検索機能を全ユーザーの 10% にだけ公開し、問題がなければ徐々に 100% に拡大するといった段階的リリースが可能です。問題が発生した場合は、フラグを無効にするだけで即座に機能をオフにできます。
安全なデプロイ
AppConfig は設定変更を安全にデプロイするための仕組みを備えています。デプロイ戦略として、一定時間をかけて段階的に設定を反映する方式を選択できます。デプロイ中に CloudWatch アラームが発生した場合は自動的にロールバックされます。また、設定値のバリデーション (JSON スキーマや Lambda 関数による検証) を設定でき、誤った値がデプロイされるのを防ぎます。
はじめかた
Systems Manager コンソールの AppConfig メニューからアプリケーションを作成し、環境 (開発、本番など) を定義します。設定プロファイルを作成して設定値を登録し、デプロイ戦略を選択してデプロイします。アプリケーション側では AppConfig エージェントまたは API を使って設定値を取得します。Lambda 関数の場合は Lambda Extension として簡単に統合できます。
注意点
- AppConfig の料金は設定の取得回数に基づく従量課金で、フリーティアとして月 100 万回の設定取得が無料
- 設定値の取得にはポーリング間隔の設定が必要で、間隔が短すぎるとコストが増加し、長すぎると設定反映が遅れる
- SSM Parameter Store との使い分けとして、段階的デプロイやバリデーションが必要な場合は AppConfig、単純なキーバリューの保存には Parameter Store が適している
利用できるリージョン
AWS AppConfig を利用できるリージョンは 37 か所です (2026-10-09 時点)。
アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ
北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)
南米:サンパウロ
欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ
AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ
中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン
アフリカ:ケープタウン
AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)
参考資料 (AWS 公式)
本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。
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