Amazon EC2 Instance Connect 専門2008 年〜
SSH キーの事前配布なしに EC2 インスタンスに安全に接続するサービス
何ができるか
Amazon EC2 Instance Connect は、SSH キーペアを事前に配布・管理することなく、EC2 インスタンスに安全に接続するサービスです。一時的な SSH 公開鍵をインスタンスのメタデータにプッシュし、60 秒間だけ有効な接続を確立します。IAM ポリシーでアクセスを制御でき、接続ログは CloudTrail に記録されます。
どのような場面で使うか
開発者が EC2 インスタンスにトラブルシューティングのために接続する場合や、SSH キーの管理を簡素化したい場合に利用されます。ブラウザベースの接続も可能で、ローカルに SSH クライアントがなくても接続できます。
身近な例え
ホテルのカードキーシステムに例えられます。宿泊者 (開発者) がフロント (IAM) で身分証明を行うと、滞在期間だけ有効なカードキー (一時 SSH 鍵) が発行されます。チェックアウト後はカードキーが無効になるため、鍵の紛失リスクがありません。
EC2 Instance Connect とは
EC2 Instance Connect は、SSH 接続のセキュリティと利便性を両立するサービスです。従来の SSH 接続では秘密鍵ファイルの管理が必要でしたが、Instance Connect では IAM 認証に基づいて一時的な鍵が自動生成されます。AWS マネジメントコンソールからブラウザ上で直接ターミナルを開くこともできます。
接続方法
接続方法は 3 つあります。AWS マネジメントコンソールからブラウザベースで接続する方法、AWS CLI の ec2-instance-connect コマンドを使う方法、通常の SSH クライアントと組み合わせる方法です。いずれの場合も、IAM ポリシーで接続を許可されたユーザーのみがアクセスでき、接続イベントは CloudTrail に記録されます。
はじめかた
EC2 コンソールでインスタンスを選択し、「接続」ボタンをクリックするだけで利用できます。Instance Connect エンドポイントを VPC に作成すれば、プライベートサブネットのインスタンスにもパブリック IP なしで接続可能です。セキュリティグループで Instance Connect の IP 範囲からの SSH を許可する設定が必要です。
注意点
- Instance Connect は Linux インスタンス向けの機能で、Amazon Linux 2/2023 や Ubuntu などが対象。Windows インスタンスの SSH 接続には対応していない (2026 年 8 月時点。Instance Connect Endpoint 経由であれば Windows への RDP 接続は可能)
- プライベートサブネットのインスタンスに接続するには、Instance Connect Endpoint の作成が必要
参考資料 (AWS 公式)
本ページの一次情報は AWS 公式サイトおよび公式ドキュメントです。最新の仕様 / 料金は次の公式ページで確認できます。
本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。