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Amazon RDS

区分
定番
提供開始
2009 年

MySQL、PostgreSQL、Oracle などのリレーショナルデータベースをマネージドに提供するサービス

何ができるか

Amazon RDS (Relational Database Service) は、MySQL、PostgreSQL、MariaDB、Oracle、SQL Server、Db2 のリレーショナルデータベースをフルマネージドで提供するサービスです。パッチ適用、バックアップ、フェイルオーバー、スケーリングを AWS が自動で管理します。

どのような場面で使うか

Web アプリケーションのバックエンドデータベース、業務システムのデータ管理、EC サイトの商品 / 注文データの格納、SaaS アプリケーションのマルチテナントデータベースなど、リレーショナルデータベースが必要なあらゆる場面で利用されます。

身近な例え

マンションの管理人付き駐車場に例えられます。自分で駐車場 (データベースサーバー) を建設 / 管理する代わりに、管理人 (AWS) が清掃 (パッチ適用)、防犯カメラ (監視)、定期点検 (バックアップ) をすべて行ってくれます。

RDS とは

Amazon RDS は、リレーショナルデータベースの運用を自動化するマネージドサービスです。データベースエンジンのインストール、OS のパッチ適用、自動バックアップ、マルチ AZ 構成によるフェイルオーバーなど、運用に必要な作業を AWS が代行します。開発者はアプリケーションの開発に集中できます。

データベースエンジンの選択

RDS は 6 つのデータベースエンジンをサポートしています。MySQL と PostgreSQL はオープンソースで最も広く使われています。MariaDB は MySQL の派生で、互換性を保ちつつ独自の改良が加えられています。Oracle と SQL Server は商用データベースで、既存のライセンスを持ち込む (BYOL) ことも可能です。より高い性能と可用性が必要な場合は、MySQL / PostgreSQL 互換の Amazon Aurora を検討してください。

マルチ AZ と読み取りレプリカ

マルチ AZ 配置を有効にすると、プライマリインスタンスとは別のアベイラビリティゾーンにスタンバイインスタンスが自動作成されます。プライマリに障害が発生すると、通常 60 秒以内にスタンバイへ自動フェイルオーバーします。読み取りレプリカは読み取り負荷を分散するためのコピーで、最大 15 台まで作成できます。クロスリージョンレプリカで災害復旧にも対応可能です。

はじめかた

RDS コンソールで「データベースの作成」を選択し、エンジン、インスタンスクラス、ストレージサイズを指定します。エンドポイントが発行されるので、アプリケーションの接続文字列にそのエンドポイントを設定すれば接続完了です。2025 年 7 月 15 日より前に作成した旧アカウントの 12 か月無料枠では、db.t3.micro インスタンスを月 750 時間まで無料で利用できました。それ以降の新規アカウントには最大 200 ドルのクレジット制無料プランが適用されます (2026 年 8 月時点)。

注意点

  • インスタンスを停止しても 7 日後に自動起動されるため、長期間使わない場合はスナップショットを取得してインスタンスを削除する
  • マルチ AZ はスタンバイインスタンスの料金が追加で発生する。開発環境ではシングル AZ でコストを抑えることを検討する
  • 旧 12 か月無料枠 (2025-07-15 以前作成のアカウントのみ) は db.t3.micro で月 750 時間。複数インスタンスの合算のため注意

利用できるリージョン

Amazon RDS を利用できるリージョンは 37 か所です (2026-10-09 時点)。

アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ

北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)

南米:サンパウロ

欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ

AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ

中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン

アフリカ:ケープタウン

AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)

リージョン別のサービス一覧を見る

参考資料 (AWS 公式)

本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。

本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。

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