AWS Transit Gateway のアイコン

AWS Transit Gateway

区分
人気
提供開始
2018 年

複数の VPC とオンプレミスネットワークをハブ & スポーク型で接続するネットワークハブ

何ができるか

AWS Transit Gateway は、複数の VPC、VPN 接続、Direct Connect ゲートウェイを 1 つのハブに集約して相互接続するネットワークサービスです。VPC Peering のようなメッシュ型接続ではなく、ハブ & スポーク型のトポロジで接続を簡素化します。ルートテーブルでトラフィックの経路を制御し、ネットワークセグメンテーションを実現します。

どのような場面で使うか

数十から数百の VPC を持つ大規模マルチアカウント環境のネットワーク接続、オンプレミスと複数 VPC の接続、共有サービス VPC (DNS、認証) への集中アクセス、リージョン間のネットワーク接続に利用されます。

身近な例え

空港のハブに例えられます。各都市 (VPC) から直行便 (VPC Peering) を飛ばす代わりに、ハブ空港 (Transit Gateway) を経由することで、路線数を大幅に削減しつつ全都市間の移動を可能にします。

Transit Gateway とは

AWS Transit Gateway は、ネットワークのハブとして機能するサービスです。VPC Peering では N 個の VPC を全接続するのに N*(N-1)/2 本のピアリングが必要ですが、Transit Gateway なら N 本のアタッチメントで済みます。10 個の VPC なら 45 本のピアリングが 10 本のアタッチメントに削減されます。

ルートテーブルとセグメンテーション

Transit Gateway のルートテーブルで、どの VPC 間の通信を許可するかを制御します。複数のルートテーブルを作成してアタッチメントを関連付けることで、本番環境と開発環境のネットワーク分離、部門間のアクセス制御などのセグメンテーションを実現します。Transit Gateway Peering でリージョン間の Transit Gateway を接続し、グローバルネットワークを構築することも可能です。

はじめかた

VPC コンソールで Transit Gateway を作成し、接続したい VPC をアタッチメントとして追加します。各 VPC のルートテーブルに Transit Gateway 向けのルートを追加します。RAM (Resource Access Manager) で他のアカウントと Transit Gateway を共有し、マルチアカウント環境での利用が可能です。

注意点

  • アタッチメント数とデータ処理量に応じた従量課金。VPC Peering (データ転送料のみ) と比較してコストが高くなる場合がある
  • 少数の VPC 間接続なら VPC Peering の方がシンプルでコスト効率が良い。Transit Gateway は 5 つ以上の VPC を接続する場合に効果的

利用できるリージョン

AWS Transit Gateway を利用できるリージョンは 37 か所です (2026-10-09 時点)。

アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ

北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)

南米:サンパウロ

欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ

AWS 欧州ソブリンクラウド:ドイツ

中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン

アフリカ:ケープタウン

AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)

リージョン別のサービス一覧を見る

参考資料 (AWS 公式)

本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。

本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。

共有する

このサービスに関する最新アップデート

このサービスのアップデートをすべて見る