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AWS MGN

区分
専門
提供開始
2021 年

オンプレミスサーバーを AWS へリフト&シフト移行する自動化サービス

何ができるか

AWS Transform MGN (2026 年 6 月 8 日までの名称は AWS Application Migration Service、略称 AWS MGN) は、オンプレミスや他のクラウド環境で稼働しているサーバーを AWS へ自動的に移行するリフト&シフトサービスです。移行元サーバーにエージェントをインストールするだけで、OS、アプリケーション、データをブロックレベルで継続的にレプリケーションし、カットオーバー時にはダウンタイムを最小限に抑えて AWS 上で起動できます。物理サーバー、仮想マシン、クラウドインスタンスなど、幅広いソースに対応しています。

どのような場面で使うか

データセンターの閉鎖やリース満了に伴う大規模サーバー移行、災害復旧 (DR) 環境の構築、他クラウドから AWS への移行、Windows Server や Linux サーバーのクラウドリフト、レガシーアプリケーションの段階的なクラウド移行などに利用されています。

身近な例え

コピー機に例えるとわかりやすいでしょう。オンプレミスのサーバーという原本を、AWS というコピー先に常にリアルタイムで複写し続けます。準備ができたら「印刷」ボタン (カットオーバー) を押すだけで、AWS 上に同じサーバーが立ち上がります。原本に変更があっても常に最新の状態がコピーされているため、切り替え時のデータロスがほぼゼロです。

AWS MGN とは

AWS Transform MGN (2026 年 6 月 8 日までの名称は AWS Application Migration Service、略称 AWS MGN) は、AWS が提供するサーバー移行の自動化サービスです。前身の CloudEndure Migration の技術を基盤としており、2021 年から AWS のネイティブサービスとして提供されています。エージェントベースのブロックレベルレプリケーションにより、アプリケーションの変更なしにサーバーを AWS へ移行できます。AWS Transform MGN という名称は、AI エージェントを使う移行サービス AWS Transform を支えるレプリケーションの仕組みという MGN の役割を表しています。

移行の仕組み

AWS MGN の移行プロセスは 3 つのフェーズで構成されます。まず、移行元サーバーに AWS Replication Agent をインストールし、継続的なデータレプリケーションを開始します。レプリケーション中はソースサーバーの全ディスクがブロックレベルで AWS にコピーされ、差分のみが継続的に同期されます。次に、テスト起動を実行して AWS 上でサーバーが正常に動作することを確認します。最後に、カットオーバーを実行して本番トラフィックを AWS 上のサーバーに切り替えます。

主な特徴

AWS MGN は無料で利用でき、移行先の EC2 インスタンスやストレージの料金のみが発生します。1 台のサーバーから数千台規模の大規模移行まで対応でき、移行の進捗をダッシュボードで一元管理できます。Windows Server 2003 以降、主要な Linux ディストリビューション、物理サーバー、VMware、Hyper-V など幅広いソースをサポートしています。移行後のサーバーは EC2 インスタンスとして起動し、既存の AWS サービスとシームレスに統合できます。

はじめかた

AWS MGN を使い始めるには、AWS マネジメントコンソールで MGN を初期化し、レプリケーションテンプレートを設定します。移行元サーバーに AWS Replication Agent をインストールすると、自動的にデータのレプリケーションが開始されます。レプリケーションが完了したら、テスト起動で動作確認を行い、問題がなければカットオーバーを実行します。移行全体の管理に使われてきた AWS Migration Hub は 2025 年 11 月 7 日に新規顧客の受付を停止しており、既存の利用者は進行中の移行を続けられます (2026 年 10 月時点)。

注意点

  • MGN サービス自体は無料だが、レプリケーション用のステージングエリア (EBS ボリューム) と移行先 EC2 インスタンスの料金は発生する
  • 移行元サーバーのネットワーク帯域がレプリケーション速度のボトルネックになる場合があるため、大規模移行では帯域の事前確認が重要
  • カットオーバー後はソースサーバーの DNS やロードバランサーの設定変更を忘れずに実施すること

利用できるリージョン

AWS MGN を利用できるリージョンは 36 か所です (2026-10-09 時点)。

アジアパシフィック:香港、台北、東京、ソウル、大阪、ムンバイ、ハイデラバード、シンガポール、シドニー、ジャカルタ、メルボルン、マレーシア、ニュージーランド、タイ

北米:カナダ (中部)、カナダ西部 (カルガリー)、メキシコ (中部)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)

南米:サンパウロ

欧州:フランクフルト、チューリッヒ、ストックホルム、ミラノ、スペイン、アイルランド、ロンドン、パリ

中東:イスラエル (テルアビブ)、アラブ首長国連邦、バーレーン

アフリカ:ケープタウン

AWS GovCloud (米国):AWS GovCloud (米国東部)、AWS GovCloud (米国西部)

リージョン別のサービス一覧を見る

参考資料 (AWS 公式)

本ページの一次情報は AWS 公式サイトと公式ドキュメントです。最新の仕様と料金は次の公式ページで確認できます。

本ページと公式ドキュメントの記述が食い違う場合は、公式ドキュメントを正としてください。

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